RX1RM2対Leica Q2対決(3)バッテリー(更新版)

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バッテリー編

Q2とRX1RM2のバッテリーを真上から撮影

サイズ比較でiPhoneのLightningケーブルを入れてますが、RX1の電池は超小型のコンデジであるRX100シリーズ共用されるだけあって超小型な電池です。RX100ならバランス的に仕方ない小型電池ですが、フルサイズセンサー搭載で高画素機であるRX1RM2にこれはどうなのか?と正直不安を感じます。

ライカQ2バッテリー
左はQ2用で右はRX1RM2用

斜めから撮影して厚みを表現

2機種のバッテリーは、厚みも全然違います。
電池の持ちが非常に良いフルサイズセンサーの一眼レフ(光学式ファインダー)でも、Q2のバッテリーくらいのサイズが普通なので、RX1RM2の電池が小型化の代償としてこのサイズにせざるおえないけど、小型化の代償は大きいと感じます。

左ライカQ2用 右はRX1RM2用

一眼レフがメインだった時代が長いので

私は一眼レフの愛用者だった期間が長いので、電源を入れた状態で歩いていてもバッテリーの持ちが良い使いやすさに慣れてました。

一眼レフは光学式のファインダーだからシャッターを押す瞬間までは、電気系統が動かないのでバッテリーはほとんど消耗しません。

しかし、RX1RM2やQ2のようなファインダー液晶機種では、シャッターを押そうが押すまいがが、メイン電源が入ってるだけでも、ファインダーまたは背面液晶には常に動画再生されている状態。

画面出力するCPU回路も液晶を光らせる回路も作動状態でバッテリーがグングン消耗するのは普通ですからビクビクして撮影に出かけるのが心労でした。

RX1RM2のバッテリーはロケットスタート

私の数多い購入デジカメ人生の中でも、rx1rm2は超絶素早いバッテリー減少スピードです。

消費スピードがロケットスタートで、購入したばかりの時は、私の充電が不完全だったのかな?と思ったほどでした。

しかし、どう考えても満充電しているはずのバッテリーでも、使い始めたら早い段階で1レベルくらいは簡単に落ちてきます。

だから、RX1RM2を持ち歩く日は、電源のオンオフは小まめにする配慮に追われてしまう細かいストレス。

撮影を楽しくするには、出来れば撮影場所を歩く間くらいは、常時電源オンにしたままが良いのですが、旅の後半でバッテリーの予備も無くなったら?

と恐怖があるので、細かく電源オンオフしてました。

これはものすごく面倒だし、撮影チャンスもそれで逃す事もあるし、兎にも角にも、RX1RM2を持ち歩くのは苦痛になって来ました。細かいストレスでもチリも積もればです。

ちなみにRX1に対して私の予備バッテリーは三本あって、本体付属と合わせて合計4本体制です。

何しろ電源入れてメニューを数分操作しているだけでゲージが下がり始める速さですから神経質になって4本あっても気になりました。

Q2は一眼レフカメラ並みの持ちの良さ

RX1RM2のバッテリーはロケット並みに早かったけど、小型軽量でRX100と共通サイズのバッテリーでした。
つまり見た目のまんまのバッテリー持続時間でした。

それに対してLeica Q2のバッテリーはライカSLと共通部品でサイズは国産一眼レフのD810やD850のバッテリーと同サイズでした。

でも、一眼レフのような光学式ファインダーではないのだからバッテリーサイズが同等であっても、ライカQ2のバッテリーの減り具合は相当早いだろうと覚悟してました。

私の予想はオリンパスのミラーレス一眼と同じくらいかな?
と思っておりました。つまり予備バッテリー含めて三本あれば一日遊べるかな?と言う読みでした。

しかし、驚いたことに、私のライカQ2で使い方では、丸一日、観光して撮影してもゲージは満タンのまんま終わりました。

体感的にはNikonの一眼レフを超える長寿命でした。

ただ厳密には一眼レフとは違って、ライカQ2は省電力機能が働いて、少し歩いている間に自動的にスリープモードになってしまうので、一眼レフのように電源を入れっぱで歩いているつもりでも、次の撮影時にスリープからの復帰を待たされます。

ゆえに省電力動作している分だけ一眼レフより有利な条件だから一眼レフ以上に電池が持つ気がするんだと思います。

バッテリー持ちの良さは私の体感では

D810 > Leica Q2 > D850です。

ライカQ2は、D850よりバッテリーが持つ感じですが、D810よりは持たないかな?的な印象です。

ただし、D850は常にiPhoneと接続して撮影すると自動的にjpgファイルをバシバシ転送されているので、その分のバッテリー消費なのかも知れません。

D850はD810より高画素なのでバッテリーで負けるのは当然ですが、画素数ではQ2も同クラスなので。

あくまでも日常的に使うシーンでも体感であり、ちゃんと比較してないのでご了承ください。

兎にも角にも、ライカQ2のバッテリーは見た目もデカイが持続時間も大満足

ただし、小型軽量を重視する人はRX1RM2の方が良いでしょうし、バッテリーの持ちが悪いRX1でも予備バッテリーを膨大に持ち歩いて、入れ替える覚悟があれば欠点になりません。

対してQ2は、フィルムカメラ時代のように電池など心配せず、頻繁なバッテリー交換もせず、撮影に専念したい、観光に専念したい場合に最高です。

私は後者の好みなので、圧倒的にライカQ2の大容量バッテリーが好みです。

日帰りならQ2に予備バッテリー不要かも

こんなにQ2のバッテリーが長持ちとは知らなかったので、合計3本体制にしてしまってました。

日帰りの撮影が多いので、これだと予備バッテリーの出番がない。

Q2でも予備バッテリーも欲しい場面とは

ライカQ2のバッテリー充電器は、AC100V専用でUSB充電は出来ません。

またバッテリーをQ2本体に入れた状態でのUSB充電機能もありません。

それは防塵防滴とサイズ、重さの兼ね合いで採用されなかったのかも知れない。

もし、二泊三日の旅行に行く場合など想定すれば、旅先にAC100V充電器を持ち出すのが嫌だったらバッテリー三本体制は心安らかな気分には必要な本数だと思います。

ただ、バッテリーが品薄でなかなか買えないはずなので、もし一本しかゲットできてない人は充電器を旅先に持って行ってホテルで充電すれば、やっぱりバッテリーは一本で何泊でも旅行撮影を楽しめますね。

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