私のLightroom利用環境
私は従来からのLightroom(Lightroom Classic)と新しいLightroom(クラウド用)を現在併用してます。
ここに至る経緯はこちらの記事
データーは両方のLightroomで完全一致させてます。
実際はクラウドのデーターが原本で、Lightroom Classicの為に、クラウドデーターをローカルSSDにも同期と言う形で持っていますが、原本はAdobeのクラウドになります。
データーが一元管理されている状態なので、LightroomとLightroomクラシックの両方で、好きなアプリから利用出来るのがメリットで、どっちで利用しても原本がクラウドデーターなので、フラグや現像状態が不一致になる事もありません。
iPadやiPhoneでも同じクラウドを利用しているので、どこでも、好きな環境を選べます。
ただ、LightroomとLightroomClassicの併用は、微妙に注意が必要な感じがあり、Adobeとしては本当はLightroom Classicは切り離した設計なのだろうと感じる事があります。
この記事は自分の備忘録として、また、私と同じようなLightroom初心者が両方のLightroomを併用したい場合の参考になればと思います。
メモリーカード読み込みは新Lightroomから
この写真は、Classicに先にSDカードから読み込んだ写真を、続けてLightroomからも読み込ませたケースです。
二つのLightroomの名称を使い分けるのが面倒になって来たので、私のブログでは便宜上次のような分類にさせてください。
新しいLightroom → 新Lightroom
Lightroom Classic → Classic
新Lightroomの画面は、新Lightroom自身で読み込んだ二枚だけが表示されてます。
しかし、
Classicの画面は、Classic自身で読み込んだ二枚とは別に、新Lightroomから読み込んだ二枚で合計四枚が見えてます。
本当はClassicの方が読み込み時に、ファイル名の変更とか、バックアップも同時に作るとか便利なのですが、私の場合は新LightroomとClassicで同じデーターを扱いたい。つまりデーター原本は新Lightroomのクラウドでありたい。
そうするとデーター読み込み作業は、クラウドベースの新Lightroomでのみ行うルール必須です。
写真削除時の注意点
写真に対して、レイティングや除外フラグ、採用フラグは、二つのLightroomでシンクロされますが、写真自体のディスクからの削除だけは、Classicから実行しないとダメです。
除外フラグを付けた写真を新Lightroomから削除した場合は、残念ながらClassic側では、そのまま残ってしまいます。
ただし、除外フラグがあるファイルをClassic側でも削除すれば消えるだけなので、いずれはその操作をするはずで、実際は問題では無いのですが、ただ、シンクロが出来てない気持ち悪さは残ると感じます。
下記の写真は、新Lightroomで除外フラグを立てた後、新Lightroomでファイル削除まで実行したのですが、Classic側では除外フラグはシンクロされていても、ファイル自体の削除までは出来てないので残骸的に残っている。
ファイル削除だけはClassicで
つまり上記のような一時的な不一致を解消するには、普段からファイル削除だけはClassicで行う必要があります。
でもお手軽にiPhoneやiPadで作業したい事が多いので、その場合は新Lightroomが主導権を握ります。
この場合は、ファイル削除の前に必ず除外フラグを立てるようにしてあれば、いずれはClassicを起動した際に除外フラグの写真は削除する事で不一致が解消します。
改善があったら良い
上記の手順でファイル削除は状態不一致(新旧Lightroom)が出ても解消はされますが、やっぱり最初からシンクロされている操作が望ましいと思います。
Adobeさんなりに理由があってこうなっているのかもしれないのですが。。。
編集作業の注意点
もし、上記の読み込みルールを忘れて、Classic側に多く表示されてしまう状況になると、私の場合は自宅での作業はMacでClassicで行いたいので、危険が生じます。
具体的には、Classic上での編集作業(画像調整、レイティング、採用など)の結果が、新LightroomやiPad、iPhoneには反映されない可能性があります。
自宅でMac作業する場合の作業効率は今現在はClassicでやる方が効率的なのですが、余計なファイルが見えると面倒なので、メモリーカードからの読み込み時だけは、新Lightroomで行う事を絶対忘れないようにしたいです。
逆に言えば、メモリーカードからの読み込みを100%間違いなく新LightroomやiPhone、iPadから行っていれば、編集作業は気兼ねなく、Classicでも新Lightroomでも行えます。
両方のLightroomで項目間マッピングが不完全
両方のLightroom(Classicと新Lightroom)で同一ファイルに対する作業を自由自在に行う環境は整ったのですが、油断ならない事がありそうです。
私は膨大にあるClassicの機能を使いこなしてませんので、両方のLightroomでデーターの整合が取れてない項目が全部は知りませんが、私が良く使う項目ですらも整合が取れてない物がありました。
- Classicのキーワードタグは新Lightroomのタグとはシンクロしない。
でも、新Lightroomが出た当初はシンクロされていたので、早い時期のバージョンアップからシンクロ対象外にされたっぽい。 - もちろん新Lightroomでタグを付けても、Classicにはシンクロされない。
- Classicのラベルも新Lightroomにはシンクロされない。
Classicはクロップの取扱が異なる
この写真は同じRAWファイルで、LeicaQ2のクロップ撮影したデーター
同じデーターをClassicの「プレビュー」と「現像」で表示させた時の違いです。
見ての通り、Classicの場合は、Leica Q2のクロップ撮影されたRAWデーターは、RAWでもクロップ領域がカメラからClassicまで引継ぎされてますが、プレビュー時はRAW全域が表示されるので、クロップ撮影したかな?と分かりにくい。
現像ボタンを押せば、ご覧の通りにクロップ領域だけ切り出されるのですが。
新Lightroomは大丈夫
この点は新Lightroomは大丈夫で、RAWファイルでもプレビューでも編集時も同じくクロップ領域だけが見えてます。
逆に、新Lightroom利用時に、全画素のクロップ前の写真を見たい時は、新Lightroomで「切り取りと回転ボタン」を押すと、クロップ領域だけが切り取りされた状態で本当はもっと広い状態が見て取れます。
下の写真がその様子です。
下の写真は、新LightroomでLeica Q2のクロップ撮影したRAWファイルを、切り取りと回転の画面で見た状態です。
撮影時の画角で表示されているのが良く分かります。
だからクロップ撮影した外側も使いたいなら、つまり全画素に戻したいならば切り取り領域を広げる事で全画素だったことになります。
一般的な現像ソフトの場合は、Leica Q2のRAWデーターを入れても、クロップされた事など一切感知しないで全画素データーとして扱うので、その時に画角を構図を考えて撮影したとしても台無しになってしまいます。
だから私には、ライカQ2のクロップでRAW撮影したい私にはLightroomが手放せない環境です。
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