2025年5月5日現在の優劣
Apple Musicをずっと愛してきたがHomePod愛好者視点で意外なApple Musicの欠点の話を書いてみる。
ここ最近はApple Musicに落ち着いてたが、久しぶりにYouTubeミュージックとSpotifyもプレミアムに戻して三者の2025年5月5日現在の比較を行います。
音質
ビットレートが示す通り、私の耳感覚でもApple Music>Spotify>YouTubeミュージックの順番になる。ただ、それもHomePodで聴いての事だから気にすれば分かる曲もあるだけで、どの曲でも分かるほどではない。
空間オーディオに関しては、その効果が出ている曲は、私の印象は非常に少ないのでApple Musicのアドバンテージに加えない。なんなら逆で音圧が明日下がり、サラウンドっぽい事が気に入らない曲もあるので空間オーディオオフにするか迷うけど、稀に空間オーディオが良い曲もあるので今はオンにしてます。
正直言って音を気にして聞くとYouTubeミュージックは、1番劣るが、BGMとして聞き流すなら分からない程度。我慢の範囲。
操作性
圧倒的にSpotifyが優れている。あくまで私個人の視点だと前置きするけど。
以下のスクショで
赤丸のマイナスマークが
ある。
これは気に入らない曲として×印を押した後のリストの状態です。
自分がこのプレイリストから除外した事が明確になっている。
しかし、もし、操作ミスして除外した曲なら復活させるのも簡単ですし、本当に除外で良いのか?再考する事も可能。

この点はApple MusicやYouTubeミュージックは、通常のリスト表示を見ても分からない。
Apple Musicは1曲を選択してからわざわざ次のメニューまで出せば「おすすめを減らすを取り消す」を押せば復帰可能だが、リスト表示からは分からない。
プレイリストの操作性は他にも差があって、一旦、複数のプレイリストに入れた曲があったして、それを今再生中に、どのプレイリストに入れたかわかりやすいのもSpotifyです。そのプレイリストから削除容易なのもSpotifyです。
Apple MusicとYouTubeミュージックは一旦プレイリストに入れたら、後で削除したいと思ったら該当プレイリストを開いてその中から削除するしかありませんので現実的に面倒だからメンテしないことに。
Apple MusicもYouTubeミュージックも曲の再生途中でスキップするとユーザーは嫌ってると学習される感じで、好ましい曲はうっかり飛ばしたりできない。
その逆もあり、本当は聞きたく無いのに、仕事などに没頭してスキップせず聴き続けると好きな曲と学習している可能性がある。
現に、一回も聞いた記憶のない曲がApple Musicでヘビーローテーションのステーションに入っており、そんな曲をヘビロテするわけが無いのにと怪訝に感じたのがつい昨日のこと。
ここはSpotifyでも同じことだろうけど、Spotifyは Spotify提供プレイリストで嫌いと意思表示しても、その後はマイナスマークになるから後でも分かるし、プレイリスト自体をレコメンド学習に加えない指定も可能だ。
Apple Musicは、プレイリスト指定はないが、集中モードを使いこなせばレコメンドに学習しない時間を作れる。
ここは好みの分かれる部分かも。
Spotifyの素晴らしい再生画面
画面スクロールすればその曲に関わる全てが分かる。
残念ながら私が長年愛して来たApple Musicでは、曲のクレジット見たいなら・・・マークを押して、その先をスクロールして、クレジットをタップする。歌詞を見たいなら歌詞のボタンを押す。この曲のアーティストをフォローしてたかな?と思ったらアーティスト名をタップしてアーティストのプロフィールを開くとかそれぞれに別アクション必要になる。
Spotifyはそれら気になる曲に関する作業が再生画面のままで出来てしまう。
動画機能
Spotifyも対応したため、今では三者共にミュージックビデオに対応だが、私はApple MusicだけはMV見る気も起きない。
SpotifyとYouTubeミュージックは音楽と動画の切替容易で好ましい。しかし逆もまたありでSpotifyはMVだけを再生し続けるモードがない。デフォルトで音楽再生になっているのだろうか。だからMVだけ見たいと思ったら毎回のようにMVボタンを押す手間があるが、Apple MusicならMVのプレイリストを選んだらMVだけが連続再生される。
またYouTubeミュージックは、プレミアム会員になるとMVと音楽の切り替えタブが有効化されるが、それが故にMVだけ流したいと思ったとしても、次の曲になると画面フリーズしていることが多く(iPhone)、いちいちタブを再操作して再生したりしている(私環境では)。
こうなるとむしろ無料版のYouTubeミュージックなら切り替えタブが有効化されない代わりにMVばっかり流れるのでYouTubeっぽくて動画を見たいなら無料の方が良いくらいだ。
また、今現在はYouTubeミュージックとSpotifyは、動画対応の曲数にかなり差がある印象だ。例えばAKB48はYouTubeミュージックは膨大な数があるのに対してSpotifyは非対応?と感じてしますほど。AKB48以外でもMVに関してはYouTubeが元にあるYouTubeミュージックが今は最強なんだろう。
が、Spotifyはその代わりに短いループ動画も元々装備されてあるのは良い。
むしろ短いループ動画なら再生される音質は落ちないのでこっちで良いかもしれない。
現状、MVモードにするとSpotifyもYouTubeミュージックもあからさまに音質が落ちるから、その点は両者共に残念だが、音質重視のApple MusicすらもMVになると如実に音が悪いので、そうなると切替容易な点でApple Music以外の方が作り的には私は好きだ。曲を聴いていた時にたまたまMVあるなら見てみたいとか思ったとき。
あとジョンレノンのMVはYouTubeミュージックだと日本語の歌詞が文字で入る場合がある。英語を直訳すると意味不明な歌詞も翻訳者の腕次第ではこんな素敵になるのかと感動するのはYouTubeミュージックだ。
Apple製品とApple Musicの親和性が悪いと私が思う部分
大半のユーチューバーもレビュアーもこぞってApple Musicはアップル製品と親和性があるからアップル製品を揃えているならApple Musicだと語っている。
私もある意味ではそう思う面もあるけれど、HomePodとApple Watchに関してはApple Musicとの操作性が悪いと感じている。
これはApple Musicの設計者は私と真逆の観点だからで、彼らの視点では親和性が良いんだと思うし、世の中の大半のレビュアーも私と真逆の感覚だと思うので私が捻くれていると思っていただいて構わないが、一応書きたいのです。
書きたい理由ですが
アップル信者としては、もし何かの間違いでAppleの関係者がこの記事を見て、批判というよりも真摯な意見と取り入れてくれることをうっすらと願って書いてみたい。
HomePodとApple Musicの親和性が悪いと思う話し(1)AirPlayと HomePod直接ストリーミングの切り替え
iPhoneのApple MusicでiPhone内蔵SPやAirPodsで再生していると仮定する。
しかし HomePodに出力先を切り替えたとする。
この時にどうなるか?
パターンが2つある。
(1) HomePodからダイレクトにストリーミング再生されるケースがある。これは100回中90回はこうなるので現在の仕様としてデフォルトでダイレクトストリーミングなのかもしれない。
(2)iPhoneから HomePodにAirPlayで接続されるケースもある。
この2パターンがiPhoneの通常の操作では切り分けができないので困る場合が時々出る。
何が困るかと言えば?
夜寝る時なら1時間後に再生停止とかタイマー設定したいのだが、iPhone本体のスリープタイマーをかけても HomePodダイレクトに再生されるApple Musicには無力である。
この場合にiPhoneから HomePodにタイマーを起動する手段は1つだと思う(多分)。
何時何分に再生を一時停止するというコマンドをショートカットで作成しておいて投げるか、またはホームアプリから 該当HomePodを選択してから再生を一時停止させる時分を指定してやる方法だ。
しかし今から眠ろうとする際にこの操作は好ましくはない。へいSiriと HomePodに語れば1時間で再生停止も可能ではあるが、隣で妻が寝ているベッドでそれはできない。
私の苦肉の策はこれです。
ショートカットで強制的にAirPlay再生してタイマーをiPhoneで実行する。

こうして、Apple MusicとHomePodのタイマーの使いにくさをカバーするも、純正の組み合わせでこれは無いよね?と思う。
ちなみに、そもそもAirPlayになるSpotifyは再生スタートしたらそのまま使いやすいSpotifyのスリープタイマーを使うだけ。
Apple MusicのHomePodネイティブ対応のアドバンテージが双刃の刃となる事例。
HomePodとApple Musicの親和性が悪いと思う話し(2)MV再生中に HomePodを指定した場合
iPhoneやiPad本体でApple MusicのMV鑑賞時に、HomePodに切り替えるとHomePodダイレクトなストリーミングになる。
こうなるとiPhoneの画面は静止画となりMVは見えなくなり、音だけHomePodで再生されることになる。
私の願いはMVは画面で継続しつつ音が HomePodにAirPlayで飛んで欲しい。
この場合の私のできる対策は、ショートカットに出力先を HomePodというショートカットを事前作成して、それを実行すると強制的にAirPlayが使われるので、そのあとで該当するMVを再生開始すると、iPhone 画面はMVを見ることができ、音だけは HomePodから流れ出す。
しかし、こんな手間をかけていたら音楽鑑賞体験として面倒だと思うのは私だけだろうか?
HomePodとApple Musicは相性が悪い?
上記の二つの問題点がApple Musicで HomePodを使う際の使いにくい点であり、私個人が親和性が悪いと感じるケースです。
ちなみに他のSpotifyとYouTubeミュージックなら元々がAirPlay利用だから問題はありません。YouTubeミュージックは一応は HomePodネイティブ対応を謳ってますが、現状(2025/05/05)は、iPhoneからのYouTubeミュージック操作時にできるのはAirPlay操作のみだから問題がありません。
HomePodと相性が良い部分
Apple Musicにも HomePodとの相性が良い部分もあります。
そこは HomePodにへいSiriと語って直接ストリーミングさせた時、この曲が好きだと思ったらiPhoneから多少の手間をかけたらiPhoneのApple Musicの操作で HomePod本体のストリーミング曲を操作可能です。これはYouTubeミュージックのネイティブ対応とは違う純正ならではの親和性です。
また、Apple Musicの自慢であるロスレスオーディオは HomePod直接ストリーミングでは対応しているので、安価な環境でもロスレスを使える点では親和性があると言えます。ただ、 HomePodはフルサイズの方を購入しても所詮はスマートスピーカーの高音質版だからロスレスオーディオのアドバンテージがそこまであるかと言えば?ですが、とりあえず HomePodならロスレスオーディオなので親和性の良い部分とは言えます。
Apple Watchとの親和性
私は使い心地としてはSpotifyだと思います。SpotifyのApple Watchアプリは好きはワンタッチ、プレイリスト登録も複数に入れるも外すも簡単です。流れる作業手順で完結します。

Apple Musicは残念ながら、一手間多い。好きを言うにも右上の・・・マークを押して、その先をスクロールして星マークを押す。プレイリスト登録も同じ感じのことをプレイリスト数分だけ繰り返す。

Apple MusicとApple Watchの親和性で1つApple Music信者として補足するなら、レコードジャケットをApple Watchでも見たいなら良い点にもなるかと。
私はApple WatchでApple Musicに望む事は、好き嫌いの判定とプレイリスト操作のスムーズな流れです。ジャケット写真は表示可能なら嬉しいけど、それで画面面積が無くなるなら操作性が悪くなるなら要らないです。
Spotifyの高音質化などが遅れている件
以前の私は気にして、毎年先送りされる状態を見てSpotifyはどうなっている?と思っていました。
しかし、散々、 HomePodとAirPodsプロ程度の環境で比較検討して、今は高音質化なんてする暇と予算があったら別なことに回して構わないと思っています。
ロスれるオーディオが堪能できる環境の少ない方だけの恩恵だと思うので、高音質化よりも HomePodネイティブ対応(これはアップル主導なのか?)やiPhoneのショートカット対応の復活を願います。
あと、毎年のように高音質化すると言ってそのあとが放置なのは良くないので、ロスレスオーディオにしても恩恵の得られるユーザーが少ないからとか理由を明確にしてくれた方が印象も良いし、安心してみてられます。
ショートカットへの復活対応もあればアップルユーザーも安心できますし。Spotifyさん期待してます。
私の結論
2025年5月5日の私の結論は
Spotify〉 YouTubeミュージック〉 Apple Music
アップル信者の私がなんたる事かとは思うが、今日の正直な気持ちです。もちろん明日は違う発見がって順番が変わるかもしれません。
私はApple Musicがリリースされた当日からの愛用者です。
今日まで、iOSなどのバージョンアップの都度、ずっと良くなるのを待っていたが、そろそろ待ちくたびれたのだ。
Apple Musicの進化は私の好みとは違う方向に進んでゆくばかりでした。(友達とプレイリストを編集できるとか、ロスレスとか空間オーディオとか)
私はSpotifyのように、日常的な使い心地をよくして音楽体験を気楽にしたいだけでした。
いや正確には、ロスレスも空間オーディオもあればあった方は先進的で嬉しくはある。ただ、使い易さが売りだったAppleならSpotifyに使い心地で遅れをとったまま何年もそのままなのが不思議です。地味に少し何箇所も使いにくい。そう思うのは私だけで設計者も世の中のユーザーも今のApple Musicアプリの使い心地がベストなのかもしれない。
ロスレスオーディオに関しては、大半のレビュアーから良い事と言われるが、私は今ではそれを生かすような高級オーディオはないし、空間オーディオは他の曲との音量差が出てしまうのが本当に困るし、音量自動調整にすると音質まで落ちる気がして避けたいし。
空間オーディオの良さを出すには、レコーディングやミックスから専用にする必要があるのかもしれないが、その効果が抜群だと思う曲が少ない気がして。
だから音質と空間オーディオはなかったものと見て、残った比較ポイントは私には単純にアプリの使い易さで選ぶとSpotifyダントツでした。
2番目がYouTubeミュージックなのは、YouTubeプレミアムに加入すると、ライバル他社より、わずか数百円高いだけでYouTubeと YouTubeミュージックがダブルでプレミアムで利用できるからお得ですから。
ただYouTubeミュージックも操作性がSpotifyと比べたら劣るので2位になる。
とりあえず、秋くらいまでこの三者をプレミアム契約で併用するとは思うが、その先はSpotifyのみ有料として残すかもしれない。
ただ、まだ後ろ髪をApple Musicから惹かれる点もある。それは私がiTunes時代から作っているライブラリーとApple Musicのスタート時期からカウントされている私の再生回数やスキップ回数などのデーターは膨大で、何気に良いレコメンドになる場合がある。
他社では、私の年代、世の中の人気曲の動向を反映したプレイリストが提供されているような気がして、それはそれで私にも新しい出会いのチャンスかもしれないのだが、他社はどのプレイリストを聞いてもあまりにメジャーヒットな曲が大半で聴き飽きやすい傾向がある。
それに対して、私の好みを如実に反映したライブラリーなどの情報からApple MusicはFM局などでは絶対に再生されないであろう珍しい曲も含めてレコメンドされるのでなんとなく聞きやすいと思っている。そしてこの点は昔のApple Musicよりも近年向上したレコメンドだとは思っている。
もう数ヶ月、Apple MusicとSpotifyメインで使ってみて、YouTubeミュージックだけ解約しようかなと思うのがこの記事を書き終える瞬間の筆者の気持ちです。
終わりに
この先に空間オーディオの成果が出ている曲が増えてきたら、または、 HomePodとの相性問題がなくなったら、アップルインテリジェンスでApple Musicの優位性が感じられたら、間違いなく私はApple Musicが一番好きです。何しろApple製品の中で暮らしているから。
もし私の見識のなさで誤解している点があれば、上記の欠点が使い方の問題であれば、コメントいただけたら嬉しいです。
一年位前にAppleサポートに相談した際は、半日くらい何度も調べてかけ直してくれたけど何も得られませんでしたので間違ってないとは思うのですが、あれから進化しているかもしれないし。
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