焦点距離と紛らわしい(笑)
題名の30mmか42mmか?とか言うとカメラファンだと単焦点レンズの焦点距離の話しなのかと思う様な紛らわしい数字ですが、今回は双眼鏡の話なので、対物レンズ(外側の大きな目立つレンズ)口径の話です。
しかし、世の中にはモナークよりもずっと安価で、この42mmクラスの大口径双眼鏡は多々あります。
しかし、モナークと激安双眼鏡をよく良く調べると、同じ42mmで光学性能スペックを比べたら明らかな差がある印象を私は感じるので、価格だけ見る事なく価格差はどこにあるのか?確認されて納得して買う事をお勧めします。
具体的に言えば、視野角の広さ、明るさ、アイポイントの長さ、最短合焦距離などが価格相応に差があったりします。
もし、後で高い方が欲しくなり買い替えになれば安物買いの銭失いです。
私が購入前に悩んだ時の印象
双眼鏡や単眼鏡は、見た目が似ている割には価格差が大きい製品。
カメラは価格差は見た目にも現れ易いと私は思うのですが、双眼鏡と単眼鏡は、余程の激安を除けば、見た目や質感はパッと見には差が少なく価格差ほどの価値が分かり難いです。
しかし、比較検討した末、そこは値段なりの性能差があるように思いました。
さて、話を戻すと色々悩ましい双眼鏡のレンズサイズです。
私は最近、MONARCH 7 8×30(旧型モナークの小口径レンズ)を買ったばかりなのに、MONARCH M7 8×42(新型モナークの大口径レンズ)も追加購入して、結果として30mmと42mmの選択基準を知ることができました。
モナーク同士ならレンズの大きさに比例して価格も違うのですが、迷ったらより高価な42mmにしておけば無難な気もしますが、その差額ほど良いのか? 性能が良くても反比例する大きさと重さとのトレードオフも考えると更に悩みますよね?
42mmは暗所に強いが、重量も価格もサイズもすべてマシマシなので、手軽な30mmも捨て難い選択肢です。
偶然にも成り行きでNikon MONARCHの30mmと42mmを連続購入した私が人柱的なレビューです。
30mmモデルの良い点
明るい場所での利用メインなら小型軽量な30mmモデルはおススメです。
42mmモデルの良い点
30mmと比較して42mmは、同じ星空を見てると思えないほど、細かく暗い星が沢山見えて来ました。
肉眼では見えなかった星が30mmの時より沢山現れて感動しました。その場で比較した場合ですが。
薄暗い屋内を見る時にも42mmの明るいレンズは効果絶大で30mmより格段に見易く感じます。見える見えないを超えた見易さ、目が楽でした。
30mmモデルの欠点
「薄暗い室内では弱い」と言葉で言っても客観性が無いので伝わり難いと思います。
30mmが不得意に見える薄暗さとはどんな暗さか?
昔馴染みのフィルムカメラ(フィルムISO100とか400だとして)で思い起こして、ストロボ無しには撮影困難なレベルの暗さ、見た目から撮影可能と思ってシャッター切ってたのに、現像した結果はほとんど何も見えない、フィルム感度の実用になるならないの境目のあの位の暗さをイメージして書きました。
増感現像すれば?とかレンズにF1.2使ったら?とか細かいツッコミは無しで。
42mmモデルの欠点
結論(個人的な結論ですが)
明るい場所だけの利用の場合
夜空を見ないし、暗い屋内も見ない。
常に明るい場所だけで利用するなら迷わず30mmモデルでしょうか。
小型軽量、安価なモナークの30mmモデルがお勧めですね。
夜空も見る場合
夜空まで見たいなら42mmモナークの一択です。
ただし長い距離を山歩きするとか重量が問題になる場合は30mmで妥協した方が正解かも?
用途が決まっていない人なら
用途は明確に言えない悩ましい人は、明るい場所でも暗い場所でも使う可能性がある場合ですね。
購入金額と持ち歩く重さに耐えられるなら、モナーク42mmモデルを買っておくとオールマイティで安心です。
補足
42mmモデルは新旧モデルで性能差が大きいので、旧型のMONARCH7は避けて、新型のモナークM7にすべきです。ただデザインは新旧でかなり違うので見た目の好みもありますね。
30mmモデルを買う場合は新旧モナークの性能差は42mmより少ないので、お買い得な旧モデルも魅力的な選択肢ですが、展示品を触って比べて買うのが良いですね。デザインが大きく変わったから。
旧型も在庫処分でお買い得で悩ましい可能性
旧型(2021/10/8以降旧型になる)をお買い得にゲットするならこちらですね。
以下のリンクは参考程度にどちらも旧型MONARCH7なので、くれぐれもお間違えないように。新型は記事の途中で入れてあるリンクです。