音質の比較して第一世代の良さを知る
HomePodは置かれた環境に自動で最適化する機能があり、使う程にその部屋にマッチした特製になるらしい。
とりあえず、30分程度ガンガン鳴らしてからの第一世代と第二世代の比較をしてみた。
完全に別物でした
別物だと書くと、第二世代が素晴らしいと早合点されそうですが、そういう意味では無く、純粋に別なスピーカーとしか思えない程の大差がある。
どちらが優れて、どちらが大差で負けるのでは無く、個性が違い過ぎて同列に比較するものではないと思います。
もし、第一世代を持っていて、HomePod第二世代を買うときは、第一世代を売ってから買うのでは無く、両方とも並べて比較して、どちらを残すべきか?検討する必要があります。
貴方の聴き方にどちらのHomePodが合うのか?
あるいは、両方とも手元に残して、聴く内容に応じて出力先を変えるのが1番贅沢な利用です。
全体性能比較
あくまで私個人の聴覚による比較ですし、リスニングルーム、聴くジャンルなどにより表の内容は変わるのかも知れませんが、一個人の感想程度に参考になれば。
比較項目 | 第一世代 HomePod | 第二世代 HomePod |
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ロスレスオーディオ楽曲 | このサイズ感から想像出来ない豊かな低音域、メリハリある中音、艶のある高音域で、全ての音域の全ての楽器がキチンと分離されて美しく聴こえる | 高音域、中音域、全ての楽器が第一世代ほどの分解能が無い気もする | 第一世代より低音域はかなり抑えめなのでHomePodの見た目そのまま。よく言えば低音が弱く夜間でも上下階への配慮は不要になった。
空間オーディオ楽曲 | 私が空間オーディオが嫌いになった理由は、第一世代HomePodで聴くとメリハリの無い、立体感も無い音に聴こえるから。 | 空間オーディオ曲は何と無く各楽器のメリハリが第一世代HomePodよりよく聴こえる。ステレオペアでは無く一個のHomePodでイージーリスニングするのに良い感じ。 |
寝る時に最小音量で聴く | ゼロから最小ボリュームとか一段階の差が大きく夜間のボリューム調整はやりにくい。 | こもった音になる為、聞き取りにくい。音質も悪くなる。枕元に置くHomePodなら圧倒的に第二世代が良い。 | 最小ボリュームでもこもりにくく聞きやすい音色で鳴る。微細なボリューム調整が第二世代はやりやすい。
スイッチ操作性 | 天面のボリュームボタンを寝ながら適当に触れても上手くゆかずスイッチオフするのが面倒だった。 | スイッチとして反応するストライクゾーンが大きくなったのか?操作ミスが減った気がする。 |
発熱 | 音楽を流してないアイドリング時にも常に発熱して天面は常に発熱。信頼のアップル製品だから火災の不安は無いが。複数台のHomePod第一世代で温度上昇は同じなので個体差では無く仕様と思われる。 | 未再生のアイドリング時にほとんど発熱なし。大音量で鳴らし続けたらわからないが私の利用する音量範囲では長時間鳴らしても発熱を感じない。 |
聞き心地 | 低音域から高音域まで艶のある素晴らしい音色を奏でるため、刺激が強く数時間流したままだと聴きつかれる。 | 全体的に大人しくなった第二世代なので長時間BGMとして聴いていても疲れない。 |
温度計、湿度計 | 非対応 | 内蔵されてiPhoneのロック画面で常に確認も可能。 |
総合評価 | ロスレスオーディオ曲をステレオペアで聴きたいなら第一世代が良いと思う。 見た目のサイズからは信じられない迫力のメリハリがある。 残念なのは新品で買う事はもう出来ないので、今所有している人は手放さない方が良い。 | 空間オーディオの曲も楽しみたいなら第二世代HomePodが良いと思う。発熱も少なく気持ち安心。温度計と湿度計も入っており留守中のペットの環境把握にも役立つ。 第一世代に比べて音のメリハリや迫力が減った気もするが、小さなスマートスピーカーとしては十分。空間オーディオ時代に買うなら第二世代だと思う。 |
私の場合の結論
もはや、ここまで性格が異なる2機種では優劣では無いと思います。自分の聞き方、使い方により、第一世代が良いこともあれば、第二世代が良いこともある。
第一世代から第二世代への買い替えでは無く、買い増しとして、ケースバイケースで出力先を切り替えるのが最善な気がします。
あくまで私の個人の見解で言えば、リスニング環境(部屋、聴くジャンルなど)により見解も異なる筈ですが、ステレオペアでロスレスオーディオを聞くなら第一世代が良く、空間オーディオを聴きたいなら第二世代。
夜など微小なボリュームで聴くなら第二世代がオススメ。