地震保険「家財」の査定方法が予想外

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人生初の家財保険申請で知った驚愕の査定方法

ここはLeica話題のブログなので、地震保険について分かり易くポイントを書くと、Leicaが地震で壊れても、たった千円のカメラが壊れても、家財保険の扱いとしては同じ1カウント。
食器ならバカラのグラスが割れても百均のグラスが割れても同じ1カウント。
壊れた物を買い直す為の保険ではなく、保険会社側が事前に作成した家財リストがあるらしく、そのリストの中で何個が壊れたか(種類と個数)による査定みたいです。
実際に壊れたモノの価値は意味を持たず個数だけ。
故に、価格の高い物が地震で壊れたら痛い事を知りました。

私のライカQ2が地震で壊れたのではありません。当ブログとして分かり易く説明しました

大地震で家財保険を初めて申請

我が人生で初めて、地震保険の家財保険申請を行いました。

家財では無く建物の申請では過去にショックな経験がありました

建物の地震保険は過去に一度申請したことがありますが、我が家は鉄筋コンクリート住宅だったので、家の土台の亀裂は対象外ということを知りました。

火災保険の加入では、床など木造部分があるから木造と言われた記憶がありますが、地震保険では鉄筋コンクリート扱いでした。

鉄筋コンクリートだと建物の土台の破損に対応してくれないという事を初めて知り、当時愕然とし鉄筋コンクリート住宅だって土台は大事なのにと大ショックでした。

人によっては壁にひび割れが生じただけで(と素人目には見えた)全損扱いで家を建て替える事が出来た(知り合い)のに、我が家は土台のコンクリートの亀裂で保険ゼロ?と不公平を感じた記憶があります。

実際の詳細は知り合いの話しとは言え、詳細は聞けませんので、本当は公平である可能性もある。

地震保険(家財)でもショック

地震から数ヶ月経過した頃にやっと査定員が我が家にやってきました。
なぜ、こんな月日が経過したのか?
それは地震直後の申請に対して家財契約は入ってないですよ。と保険会社から却下されたけど保険会社の勘違いだったから2度の申請になったので。

1回目の保険会社からの却下通知書を見たときに、まさか保険会社が間違いは無いと思った。

私の記憶違いだったかな?と素直に思ったので、申請依頼した保険代理店の担当者に連絡して、私の勘違いで無駄な申請労力させてしまってすみませんでした。

今後は家財保険にも加入したいので差額見積もり宜しくとメールしました。

彼には余計な手間と、加入してないのに詐欺的な申請に誤解されたとしたらごめんねと謝罪のメール連絡も入れました。

ところが代理店からの折り返しは、お宅は家財にも加入してます。

保険会社本体の管理ミスだと思うので再申請しますのでご安心くださいとのことでした。

そんな変な経緯があってやっと査定員が来たのが3ヶ月くらい経過してからでした。

大きな家と褒められたが

査定員が訪問してくれて、彼の最初の一言が

店員さん

「随分、大きな家にお住まいですね」

でした。

でも私が思うには、この家は普通ですが、大きな家と言われて悪い気がしませんでした。

何を基準にして随分大きい家?
とは思ったのですが、査定員は遠方からも応援派遣があると聞いていたので、彼も大都会の人だとしたら小さな家に見慣れてた?かも知れないと思ってました。

ただ雰囲気的に違和感を感じてました。

査定スタート

地震で壊れた物の一例ですが

  • 落ちて割れたバカラのお気に入りのグラス
  • 飾り棚から落下して破損した今では貴重なフィルムカメラ
  • スタンドごと転倒破損したダイソン
  • サイドボードの上から落下して動作不安定になったオーディオ機器。

など高額とまでは言わないけど、それぞれ同種類の中では大切なアイテムだったので、長年保険料を払っていた甲斐があるって気持ちでした。

Nikomat FT
Nikomat FTは参考にイメージ

事前に印刷した写真と現物を資料として一箇所に集めて査定員に説明を開始しました

査定員自身も当然デジカメ持参で来ると思ったのですが、あまり家の中でウロウロ写真撮影されるのも嫌だし、現場として寝室もあるし、コロナ時代にお互いの安全に良くないし、私が印刷した写真があったら査定員の撮影の手間も帰社してからの資料作成の手間暇も減るだろうという思いやりでもありました。

リビングテーブルに座って、写真の説明を始めたところで、話を突然遮られました。

私は内心、写真ではなく実物を全部見せてくださいって話だなと思って、やっぱり屋内全部を写真撮りながら寝室も含めて仕方ないかなと思って彼の話の続きを待ってました。

すると、彼はiPhone(だと思う)を手に持って、無礼にも画面を見て何か操作しながら、私に質問を大量に(50とか?)してきました。

人と話す最中に、別なメールでも見ているの?不謹慎だなと嫌な気持ちになりつつも返答してました。

査定に端末を使うなら、それはiPadかPCだと言う先入観が私にはあったので、まさかiPhoneで査定するとは思っておらず、iPhoneではなく私の顔を見て会話できないかな?最近の若者は困るなと思ってました。

突然その場で金額が発表された

査定員

今回は一部損でXX円です。

iPhoneを触りながら会話していた彼が突然の査定結果を発表したのでびっくり。

てっきり私の印刷した写真とか持ち帰って社内で審査して、また数ヶ月要して結果が出るのかな?とか思ってたら、iPhoneのながら仕事で金額までその場で確定?

もしかしてiPhoneが査定端末だったの?
さっきから何やりながら仕事しているのかな?そう思っていたんだけど、そこに何かあったのね?

回答によれば、iPhoneが査定端末で、彼はその中の質問リストを読み上げて、家全体の何%の家財が壊れたかを元に見積もっていたとのこと。

私は家財保険の査定の仕組みをここで知ってから、冒頭で、我が家を大きな家ですね。と言われた理由が理解されました。

家財保険の査定では、家のサイズで家財の総数を予め決めて、その総数に対して地震で何個の家財が壊れたのか?この比率で一部損とかの保険金支払い額が段階的を決められるようでした。

素人的には壊れた物の購入金額に応じて、その物の価格に対して何%かを補償されるのだと思ってましたが事実は全く違います。


例えば、

私は家財保険を交通事故で車が壊れた時の補償と同じイメージで考えてましたが、

家財保険を車に例えたら

10万円の中古の軽の全損も、メルセデスS500の新車の全損も同じ一台の扱いだと知りました。

だから家財保険の査定時に家が大きいと言われた場合は、家の大きさに比例して、分母(総個数)が大きくなるので、保険金の査定は不利になると思います。

つまり我が家への褒め言葉だと思って赤面している場合ではなかった(笑)。

意味不明な質問が大半

  • 布団は大丈夫でしたか?
  • 洋服の被害は大丈夫でしたか?
  • 靴は大丈夫でしたか?
  • 花瓶は大丈夫ですか?
  • カーペットは?

こんな感じの項目が大半で、どう考えても地震で被害を受ける訳が無いものばかりでした。

布団は地震で壊れるはずがない。

洋服だって壊れはしないでしょう。

靴も地震で壊れるはずがない。

花瓶は確かに玄関で一つ割れたのですが、地震直後に掃除して捨てたので写真も物もないし、そもそも数千円程度の花瓶は保険に申請する気もなかった。

どちらかと言えばガラス製品でもバカラなど買い直す時に高めの食器だけでも補償されたら嬉しいと思ってましたので、普通の食器は割れても写真も取らず廃棄してた。(ただし割れた食器の枚数は聞かれなかったので、捨てた破損食器は保管してもそもそも無意味かも)

上記のような、普通は地震被害などあり得ない物に対しての質問が多かったので、私の回答も大半は「それに対する被害はない」ばっかりになりました。

学んだこと

  • 地震による家財の補償は、壊れた物の対価ではない。
  • 高価なグラスも百円ショップのグラスも、同じ1品目になる。
  • 高額なテレビでもホームセンターの激安テレビでも同じ1品目。
  • ダイソンの掃除機もホームセンターの激安掃除機でも同じ1品目。

どうやら家の規模に応じて(ただし家の図面確認無し)、査定員が見た目で家の規模を判断して、そこから家財の全体量を決めて、その中の何割の品目(個数と種類がありそう)で破損があったのか?

iPhoneのアプリで入力して査定するらしい。

しかも、被害の調査対象の多くは洋服、靴、布団など地震で被害が生じない項目が多かったので、全体の中で破損した物は比率が少なくなってしまうので査定結果は想像以上に少ないものとなる可能性があるかも?

あるいは善意で、忘れてそうな事を聞き出してくれていたのか?

私の今後の地震保険の方針

私の若い時代には大地震(震度5を超える)は、同じ地域では10年に一度より少なかったと思うが、近年では増えている。
昔の震度3とか震度4並の頻度で震度5を超える地震が発生する気がする。

東日本大震災以降、全国的に地震が多い現状を見ると、地震保険、家財保険をやめてしまうのも不安になるので、今後も継続加入する。

今回は残念な査定ルールを知ったが、とりあえずバカラ買い直し程度にはなったし、多少の安心を金で買う保険と割り切って継続します。

ただ、高額アイテムも百均アイテムも同じ1点と知った今、高級アイテムには地震保険は無力である現実を肝に銘じて、高級品は大地震でも壊れない場所で管理すべき。

今までは日常使うお気に入りのグラス、つまり高級アイテムは、見えやすく、手に取りやすい場所(つまり危険地帯)に配置してたので地震で壊れた反省点。

私の家財保険(地震対応)体験まとめ

高価なアイテムが壊れた場合に役立つのが家財保険だと思ったら大間違いで、値段に無関係に1品目なので、高級品が壊れたら赤字、百均が壊れたら黒字という不公平感はある。

地震による津波が無ければ、壊れない寝具や衣類が調査対象で目立つので津波の来ないエリアだと家財保険はあまり役に立たない可能性も感じた。

みなさんも地震保険、家財保険に入っていても申請経験が無い人多いですよね?

私みたいに破損した物の価値に応じた保険だと誤解してないでしょうか?

参考になれば幸いです。

終わりに、私の書いた家財保険の査定時の印象は、予想外の質問内容によるパニックもあったので、正確な真実と異なる可能性があります。

また、残念だった事もあるけど、多少は保険金が降りたので、保険は無駄では無かったし、そもそも自腹で買い直す気でいたグラスだったか嬉しかった。

個人の考えで書いてます

自分の価値観で、良い悪いと自由に語ります。
これが誰に対しても正しい意見じゃないです。
Amazon等リンクも参考程度で見てください。
リンク先のミスもあるかも知れないし、良心的なお店かどうか最終的な判断はご自身で確認してくださいね。

Nikomat FT

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