基本的には既にある環境で満足している。
- メインのデーター管理はLightroom(最近は Classicではなくクラウド版)
- 閲覧用のメインはAppleの写真アプリ(jpegを集めてある)
- ポートレートの調整はLuminar AI
- 明暗差が激しい失敗写真の修正はAurora HDR
- 露出やホワイトバランスのミス修正はLightroom
これらで大満足だと思っていた。
ただ、DxO PureRAWに興味を持ち出した理由は、
高感度撮影ノイズが消えて、解像感もアップするらしい噂。
ノイズ除去はLightroomが一番だと思っていたのだが、Lightroomでは私の技量だとノイズが消える代償に解像感が損なわれるので、暗闇撮影の写真の回復は諦めつつあった。
DxO PureRAWは、暗過ぎてノイズだらけ写真も救済可能かも?
今回、試し始めたDxO PureRAWは、高感度撮影時のノイズだらけの写真も救済が可能なのか?その確認をスタートした。
ただ、私にとって、DxO PureRAWの残念ポイントはRAW専用であることでした。
高感度ノイズを綺麗に処理するのにRAWファイルが必須であることは理解しますが、
私の場合は、古いノイズ写真の多くがjpgです。
つまり、昔の性能が悪いデジカメ写真はノイズで救済したい写真が多いのですが、それらは救済出来ない。
逆に、割と最近買ったカメラはRAW撮影もしているので、最近の写真しか救えないとなると、もしかしたら1ヶ月のお試し期間で救済完了したら買う必要がないのかもしれない。
この先、コロナ禍の中で、暗い場所でノイズを気にして、シャッター速度のためにISO感度を上げて撮る事がどれだけあるのか?
など思いながらの実験スタートでした。
高感度撮影のノイズは、主として、昔のデジカメやマイクロフォーサーズのようなセンサーの小型なカメラの場合に多いので、私がメインとするD850やQ2の様に、割と新しい年式のカメラでフルサイズセンサーのモデルにはDxO PureRAWは効果は薄いのでは無いか?
そんな疑問を持っていましたので、実は、PureRAWが私には不要である事を証明するつもりで試用版のダウンロードをしたと言うのが本当の気持ちでした。
この目的から意地悪くもNikon D850とLeica Q2で試して見ました。
この2機種はフルサイズの中では高感度自慢では無いレベルだと思うけど、デジタルカメラ全体で見たら、高感度自慢と言えるモデルなので、フルサイズセンサーで、しかも年式が新しく高感度能力も高いカメラのノイズにもPureRAWは効果が出せるのか?
実は、フルサイズには効果が薄く、マイクロフォーサーズなど
小型センサーの元々が高感度に弱い機種にしか効果ないのか?
そこに興味の焦点がありました。
しかし、予想に反して、
Leica Q2にもNikon D850にも
効果が明確でした。
実験したらDxO PureRAWは欲しくなった
この写真はLeica Q2のDNGファイルをDxO PureRAWで処理する前後の比較です。
驚いた事に、Q2のセンサーでも出てしまった高感度撮影ノイズにも、これほどの効果がある。
更に、ノイズを消すだけではなく、解像感も向上している摩訶不思議な結果です。
私の素人経験では、ソフトウェアで高感度ノイズを消したら、解像感は犠牲になる、トレードオフな関係性だと思ってたのに、DxO PureRAWは両方良くなる。
しかも、Lightroomのように、細かくスライダーを調整して、1枚1枚に最適な調整する必要もなく、ただ、DxO PureRAWにインポートしてやるだけ。
今朝、試用版をダウンロードしたので、残り30日もあるけど、もはや買おうかな?気分になりつつあります。
まだ、実験はスタート段階ですが、うまく使いこなせるなら、今後はQ2やD850の高感度撮影の設定は今の私の上限値より高いISO感度まで上げられる気がします。
ノイズや画質の低下を気にして、手ブレとの闘いしてましたが、高感度で撮る事に躊躇なくやれるかも?
DxO PureRAWでノイズ除去のテスト
撮影条件
Nikon D850 + AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
ISO 25600
F1.8
1/10秒
手持ちいい加減な撮影
画像をクリックで拡大可能です。
違いを明確化するため拡大
1枚目が処理前で、2枚目が処理後です。
1枚目(処理前)について
ノイズが多くて、天の川を見ているような錯覚を起こすほど夜空が白っぽくなっています。
2枚目(処理後)について
天の川のようなノイズだらけの夜空ではなくなって、更に電線の質感も良くなっているので驚きます。
Lightroomのノイズ除去操作を自分で極めたらPureRAWは不要なのか?実験継続中
DxO PureRAWは買う気は結構あるのですが、私は画像編集系のアプリは安価なものから含めて、出会ったら買ってばかりで、その中には結局は使わないものが多々ありました。
特に、Lightroomのサブスクリプションよりもお得じゃないか?これがあったらLightroomを超えるかも?と思って買った10,000円から20,000円クラスのアプリなども色々やって、結局はLightroomがメインの座に戻るでした。
Lightroomは色々な写真に対して力を発揮するのに対して、簡単な操作で済まされるアプリの場合は、ケースバイケースで全然ダメな結果になることもあるからでした。
今のところDxO PureRAWは1日目のテストなのですが、
この実験結果をLightroomのノイズ除去を何度も試行錯誤して
それでも差があると思ったら、ノイズ除去専用のツールとして
DxO PureRAWを買うつもりです。
もう少しLightroomを扱う自分の技術向上で何とかならないか?
やってみます。
このLightroomでどうにかならないか?実験ですが、DxO PureRAWにお金を出すのが惜しいからではなく、Lightroomだけで出来るなら、そのほうがスッキリするからです。
私の場合はLightroomでも最近はLightroom Classicはほとんど使わなくなって、Lightroom(クラウド版)が中心です。
故に将来的にDxO PureRAWにLightroom Classicプラグインが出たとしても、あまり関係なくてDxO PureRAWを使うと言うことはLightroomから画像を書き出して、それを再びLightroomに戻す手間があるのです。
そう考えたら、もしLightroomで完結できてもDxO PureRAWと遜色ないノイズ除去が可能ならば買っても邪魔になると思ったからの実験です。
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