今だにFマウントとQ2
以前は、新しい物好き(だった)だった。
だからNikonはD850では物足りなくなってZシリーズをいつかは買うとばかり思っていた。
一眼レフが好きだ、光学ファインダーが好きだと言いながらもスペック的に最新Zマウントが良いに決まってる。
新しい物大好きな私はいずれはZに乗り換えると思っていた。
Leica Q2についても、「これで物欲は終わり」とかブログに書いたけど、新しいモノ好きな性格からいずれは翻ってQ3が良いとか言うのか?と思ってた。
それなのに今(2024/04/27)現在も迷う事なくNikon D850とLeica Q2を愛で回している私がいる。
何故こうなのだろう?
この二機種に出逢うまでの私は新型が出れば、あるいは新機種の噂が出ればスペックを調べに膨大な労力と時間を当てていた。
手持ちの機種とスペック差が見つかれば、それを口実として妻を説得して新しいのを買って来た。
所がである。
最近の私は新型が出ても気にならず、時々は興味を持つ事あれど実機を触って来ても何も思わない。
- オートフォーカスがこんなに進化した!
- ISO感度がこんなに上がった
- 連写がこんなに凄い
- 動画性能も上がった
- 手ぶれ補正が向上
- ペットも認識する
- 画素数が増えた
- ミラーレスのレンズはこんなに凄い
昔の私なら心踊らされる宣伝文句の数々だったのに、この中で今の私に刺さるのは手ぶれ補正とペット認識くらい。
しかし、強烈な手ブレ補正は落ち着いてシャッターを切る楽しみと相反するし、手持ちの限界ならお気に入りの三脚の出番があるだけで困らない。
時にはチャチャっと撮りたい場面もあるだろう。時には強烈な手ぶれ補正があったらと空想するけどその程度。
ペットの瞳を認識するのって、ネコ好きな私として魅力は感じるけど、ネコの走る姿を撮るならiPhoneの動画の方が便利で良い気もする。そもそも愛するネコと触れ合うなら自分の目で観てこそ。
最新のミラーレスの液晶を通してみてたら何か違う気もする。
こんな事を思うのは、D850やQ2を超える機種やレンズ達を揃える為のお金の問題もあるにはある。
でもなんかお金の話とも違う気がしてる。
Q2とD850とレンズ達は、私にはスペックは足りてるから、その先の性能は全然必要ない。
そう私の利用内容では感じていること。既に大満足している事。
それに加えて、一眼レフカメラの魅力は、ミラーレスの方が有利で進んでいると世の中で言われる差を埋めるだけの魅力が私にはある。
Leica Q2のボディーラインの美しさはQ3との差を埋めるだけの魅惑のボディーである事。
気軽が好き
こうして3年くらい?スペックと無縁な生活になって分かったのは、スペックに興味を持たなくなると、気楽さが1番になること。
最新スペックを追い求める人生だった時は、撮影時にもスペックを生かそうとしていたし、新旧比較したくて写真にもスペックの違いを見出そうとしていた。
今は、単に撮るだけ。カメラのスペックを生かしたりする努力は無くて、旧機種から買い換えた甲斐があると言わせる比較撮影もない。
数字に囚われないで、フィルムカメラの頃みたいに気軽に撮るようになった。
昔はスペック好きだったのか
以前の私は、カメラが好きだったのではなかったみたい。
カメラ自体より、カタログスペックに惚れて買っていただけだった疑いがある。
だからスペックが上がる次の機種が出たらその途端に手持ちのカメラから心離れて買い替えて来た。そしてその浮気にゴールは無かった。半年も経過すると新機種の噂が流れ出して繰り返す浮気。
今の私は、Leica Q2もNikonD850もカメラ自体に惚れて買った。
だからこそスペックが時代遅れになっても、私には何の関係ないようだ。
ネット情報で新機種の噂にドキドキハラハラしていた昔と違って、今はそれらを見る気もないし、目に入る事があっても心が煽られることも無くなった。
今の手持ちのカメラを愛で回して、気楽に使うのが心地良い。
世の中の開発競争から抜けてしまうと言うことは、今手元にある愛機と、のんびり、安心して、過ごせることなんだなぁ。
以上、私が個人的にLeica Q2とD850のお陰でスペックを追い求めることから卒業して分かったことの独り言。
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