ついにライカQ2が旧型と言われる立場になりました。
ライカQ2ユーザーからの視点でライカQ3情報をどきどきしながら眺めてます。
このページの写真は全てライカさんのHPやメーリングリストで飛んできた画像をお借りしてます。
Leica HPから見たQ3のこと
まず正面から見た外観
パッと見た感じ正面からはQ2と同じ印象でホッとしてます。
私はQ2もM型みたいなレトロな印象が大好きで買ったので、Q3も同じ路線で嬉しく思います。
裏側から見ると
チルト式液晶
背面スタイルも液晶が閉じられていたらQ2踏襲ですけど、チルト式モニターですねえ。
噂通りのアップグレードです。
正確にはアップグレードと言うのかどうかは、よりLeicaの上位グレードと思われる機種のMシリーズやSLシリーズでチルト式モニターになってないと思うので、Q2ユーザーとしては痩せ我慢も含めて便利機能が追加されただけと思いたい部分です。(笑)
ただし、私の手元にあるNikon D810とD850もQ2とQ3同様にそっくりモデル同士ですが、D850だけチルト式液晶になっております。
実はD810しか持ってない当時はチルト式はエントリーモデルに良く搭載される機能だと遠巻きにバカにして見てました。
本格的な上位モデルと位置付けるならチルト式は安っぽいも思ってました。
しかし、その後に D850を買い増しして、チルト式を使ってみたら意外にも便利で喜んで頻繁にチルト機能の恩恵を受けている私がいました。
ただ、Q3は買えない今の気持ち、上位機種のMやSLでチルトは採用されてないのだけがQ2の救いでしょうか。
576万画素有機EL電子ビューファインダー
私のQ2だと368万画素有機EL電子ビューファインダーなので、そこから200万画素強くらい増えましたね。
Q2比較5割り増しって感じになるので、おそらく流石に5割り増しされたら、ファインダーを見た印象も体感的にも変わるでしょう。
ここは正直にかなり羨ましい。
トリプルレゾリューション6000万画素センサー
6000万画素
私個人はQ2の4730万画素でもMacBook Pro14 M1Proのパワーでも十分に重たいし(体感速度は人によるけど)、内蔵SSDが512GBしか無い容量にも重荷となるので6000万画素という数字そのものには魅力がないです。(クロップの話をしなければ)
トリプルレゾリューション
最低画素数にすると、1800万画素のモードが選択可能と書かれており、それでもなぜか全体の画素を利用しているのであれば、まるで少し前のNikonだとFマウント時代のフラッグシップモデルみたいに高画素命ではなく低画素気味で素晴らしい美しい写りなのかと思うと気になリマス。
だって高画素でQ3のフルサイズセンサーの面積そのままに低画素にして、その全画素を使うなら1画素当たりの面積は増えるし、どんな写りなのか気になる。
ISO100000
私のQ2はISO50000まで、Q3は一気に二倍の高感度範囲を獲得したのですね。
私は屋内で猫ちゃん撮影したり、食事を撮影することが多いので、私の室内で良く使うISO3600とかも、Q3の余裕のISO感度範囲の広さから、ISO3600なんて高感度設定には入らない?とっても綺麗な範囲のかもしれないと羨ましいです。
現時点ではPhotoshopがノイズ除去性能が抜群に上がっているので、PhotoshopがあればQ2でも問題ないって諦めるしかないQ2ユーザーの私(笑)。
クロップ画角
6000万画素は余計なお世話だと負け惜しみを語った後ですが、ライカQ3のクロップ画角は90mm相当までに増えてますね。
Q2は望遠側は75mm相当までだったのでNikonの大好きな大三元と言われるズームレンズの中の標準ズームの望遠端画角(24mm-70mm)でした。
Q3はついにNikonの標準ズームの範囲を超えましたね。
私はNikonの常用持ち出しレンズが標準ズームの24-70mmF2.8または24-120mmF4のいずれかになる事が多いです。
でも、正直なところ大三元の70mmだと明るさと画質は良くても、ズームがちょっと足りないと思うことが多かったので、バランス的に小三元の標準ズームは好きで手放す事なく持ってました。
その点でライカQ3の90mm相当クロップされるのは羨ましい点です。ここまで出来るなら文句無し。
もちろん、Q3の90mmは単にクロップ撮影だから、Q2は75mm相当でも、Macで追加トリミングしたらQ3の真似して90mm相当にしても、たぶん実用範囲内のはず。
だけど、決定的な違い、使う気分が違います。
撮影時の構図を決める時点でファインダーの中でブライトフレームで気分よく90mmの気分で撮れるのはQ3だけ。
LDR?
これがあればJPGを後から触らないでも良い的な事を書いてますね。Leicaさん相当自信満々な表現だから気になる気になる。
Leica Q2にも少し前のファームウエア更新で似た名前のiDRが追加されて、Q2もその頃からJPGがそのまま利用可能になった記憶は新しい。
しかし、Q3のLDRは、名前も違うし、更に磨きがかかったのだろうか?羨ましいぞ。
LDRをQ2にもファームウエアアップデートで提供してくれないのだろうか?
ハードウエア的に違うだろうから無理かな。
画像処理エンジンも違うみたいだし。
でもLeicaさんに期待したいです。
モバイル接続性能
MIMO技術
ライカQ3ではMIMO技術というものが採用されて、LeicaFOTOSアプリと安定接続して高速送信可能になったと。
なんとライカQ2比で十倍も早い?
これはヒドイ、いやいや、ひがんでいる場合ではない。素晴らしいと書き換えます。
私は猫と食事の写真に関しては、SDカードを取り出す事なくLeica FOTOSでWi-Fi転送します。
RAWファイルは重くWi-Fi転送は待ってられんので、もっぱらJPGだけ選択転送します。
大体jpgで十枚くらいならQ2の速度でもは待っていても大丈夫です。
しかしjpgでも30枚になると5分くらい待たされるので我慢の限界を超えます。
だいたいの目安にで、Q2はjpg20枚を超えたら、Wi-Fi転送は諦めて、素直にカメラからSDカードを取り出して、MacのSDスロットに差し込んで直接読み込む作業にしてます。速くて確実だし。
しかしQ3は転送がQ2の10倍も早いってことは、数十枚でもJPGなら気軽にWi-Fiで大丈夫なんですね。
更に10倍ならRAWファイルでも実用になりそうです。この点はQ2ユーザー敵にかなり羨ましいですぞ。
Leica Looks?
これは何だろうか?
どうやらJPG画像を綺麗に整える機能のようにも見えるけど詳細はわからないけど、ライカFOTOSでダウンロードするとか書いてる。
ちなみに、これってLeica Q2とLeicaFOTOSのセットではダウンロードして使えない機能なのでしょうか?
ファームウエア更新でQ2でも対応したら嬉しいなあ。
最近の私はすっかりQ2の作り出すJPG派になっているので、jpg関係の新機能は羨ましい可能性が高い。
新しい充電方法
Q3では噂の新しい充電方法が採用されましたね。
別売の「ワイヤレスチャージャー対応ハンドグリップHG-DC1」と充電パッド「ワイヤレスチャージャー XL」で「ライカQ3」をワイヤレス充電して、いつでも準備万端に。
ライカのアクセサリーはスタイリッシュなデザインに、バッテリーを効率的に充電できる実用性を兼ね備えています。
とことですねー
つまり、ワイヤレス充電を楽しむなら、別売の充電台とハンドグリップが必要みたいですからコストがかさみます(笑)
見た目もかっこいいし、カメラとしてグリップ性能も上がるし、テーブルでこんな感じに常時充電しながら置いてあったらかっこいいインテリアになりますね。
ところが、我が家には可愛くてヤンチャなメス猫ちゃんがいます。
特にカメラを置くであろう部屋は猫ちゃんの放牧エリア内になるので、これは無い(笑)。
今の私の場合だとカメラも充電器もネコちゃんがイタズラしたり、間違っても怪我しないように防湿庫の中に常設されて充電も防湿庫内。
そうなると現状のバッテリー3本を使い回して、その間に専用充電器でバッテリーを満タンにしてある今のままでが良い感じです。
バッテリー1本を常に満タンに維持する使い方なら、防湿庫の中でQ3のこのワイヤレス充電台に乗せておくのも選択肢ではあるのですが。
でもね、ネコとの暮らしでなかったら、カッコよくカメラとワイヤレス充電台は常に見える場所にインテリアにできるのは所有欲をくすぐるから良いんでしょうね。
Q2ユーザーな私の結論
ライカさんから来ていたメールとホームページを見た、今日2023/05/26現在の私の気持ちを整理します。
私が、まだLeica Q2を持っていない立場だったら、Leica Q2とQ3の価格差があるとしても(まだ正式にQ3価格がオンラインストアでも見えない)、私なら間違いなくQ3を買うでしょう。
その理由はファインダーが5割以上も画素数が増えていて羨ましいのと、Leica FOTOSとの連携が強化されているから。
ただ、Q2は持っている今の私の場合は、Q2とQ3の違いは、魅了はあるものの、でも、まだ買い替える決意には至ってません。
ファインダーに関しては、Q3実機を田舎で見る事が出来ないはずだから、性能差は数字でしか知る事ができないのですが、Q2のファインダーでも液晶のギザギザとかは全く気にならないので、撮影時の構図確認のためだと割り切ってしまったらファインダーの性能差は買い替えは我慢の範囲内でしょうか。
Leica FOTOSとの高速連携に関しても、写真枚数が多い時は、「男は黙ってサッポロビール」的にSDカードを抜いてMacに差し込めば最速であることは間違いない。そもそもそれを考慮してMacBook Pro14を選んだのだから(このMacBook ProからSDカードスロットが復活した。しかも高速なUHS-II対応)。そうそう、負け惜しみを追記するならライカQ2のSDカードスロットの蓋は金属製で触れる、開閉操作も心が踊ります。SDカードの抜き差しは楽しい感動の動作として味わいましょうかね(笑)。
以上より、今日の私はライカQ2続投でQ3は我慢の決意です。
現金で気軽に買う金が有れば買ってる魅力あるQ3ですがギリギリ我慢成功です。
皆さんの中にも、まだQシリーズが手元にないなら、安定したQ2を買うか、まもなく予約スタートするQ3を買うかって悩む人が多いと思うのですが、どう考えても価格差がそれなりにあると思うので、Q2を買って差額分で純正アクセサリー(ケースとか予備バッテリーとか)を買うのもありかも?
ちなみにQ3が出た今もライカQ2の仕様もかなり魅力です
まだまだ現役続投するライカQ2の仕様
撮像フォーマット/アスペクト比 | 36×24mm/3:2 |
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レンズ | ライカ ズミルックス f1.7/28mm ASPH. レンズ構成:9群11枚 非球面レンズ:3枚 |
デジタルフレーム | 28mm、35mm、50mm、75mmの各レンズ相当の画角 |
手ブレ補正機能 | 光学式(静止画および動画) |
絞り | F1.7~F16(1/3EVステップ) |
撮像素子/画素数 | フルサイズCMOSセンサー 総画素数:5040万画素 有効画素数:4730万画素 |
ダイナミックレンジ | 13段 |
色深度 | 14ビット |
記録形式 | DNG、DNG + JPEG、JPEG |
動画撮影記録形式 | MP4(C4K、4K、フルHD) |
動画撮影記録画素数/フレームレート | 4K:30fps、24 fps C4K:24fps フルHD:120fps、60fps、30fps、24fps |
音声記録形式 | AAC |
マイク | ステレオ |
スピーカー | モノラル |
記録媒体 | SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード(UHS-II対応を推奨) |
ISO感度 | オート、ISO 50, ISO 100, ISO 200, ISO 400, ISO 800, ISO 1600, ISO 3200, ISO 6400, ISO 12500, ISO 25000, ISO 50000 |
ホワイトバランス | オート、晴天、くもり、日かげ、白熱灯、フラッシュ、マニュアル、色温度設定 |
色空間 | sRGB / Adobe RGB / ECI RGB V.2.0 |
JPEG画像設定 | スタンダード、ビビッド、ナチュラル、モノクロ、モノクロハイコントラスト |
撮影距離 | 30cm~∞ 、マクロモード17cm~∞ |
フォーカスモード | オートフォーカス、マニュアルフォーカス マニュアルフォーカスをサポートする機能として、フォーカスエイドとフォーカスピーキング(カラーは4色から選択可能)を使用可能 |
AF検出方式 | コントラスト検出方式 |
AFモード | AFs(シングル、フォーカス優先)、AFc(コンティニュアス、レリーズ優先) |
AF測距 | 1点(位置を変更可能)、多点(49点)、顔認識、追尾 タッチフォーカス可能 |
露出モード | プログラムAE、絞り優先AE、シャッター優先AE、マニュアル露出 |
シーンモード | オート、スポーツ、人物、風景、夜景&人物、雪景色/ビーチ、花火、キャンドル、夕焼け、デジスコーピング、ジオラマ、パノラマ、HDR |
測光モード | 多点測光、中央重点測光、スポット測光 |
露出補正 | ±3EVの範囲で1/3EVステップ |
シャッター方式 | メカニカルシャッター、電子シャッター |
シャッタースピード | メカニカルシャッター:60~1/2000秒、電子シャッター:1~1/40000秒 1/3ステップ フラッシュ同調速度:1/500秒 1/500秒より速いシャッタースピードでのフラッシュ撮影も可能(ハイスピードシンクロ撮影が可能なSCA-3002システム対応フラッシュユニット使用時) |
連続撮影 | 10コマ/秒(高)、5コマ/秒(中)、3コマ/秒(低) |
セルフタイマー | 2秒または12秒 |
有機EL電子ビューファインダー | 総ドット数:368万ドット(1280×960画素×3色) 視野率:約100% アスペクト比:4:3 アイポイント:21mm 視度調整範囲:-4~+3dpt. アイセンサー付き(ファインダー表示と液晶モニター表示の自動切り換えが可能) |
液晶モニター | 3.0型TFTタッチパネル式液晶モニター ドット数:約104万ドット |
Wi-Fi(無線LAN) | 準拠規格:IEEE 802.11b/g/n(無線LAN標準プロトコル) 使用周波数範囲:1~11ch 暗号化方式:Wi-Fi準拠 WPATM/WPA2TM アクセス方式:インフラストラクチャーモード |
Bluetooth | Bluetooth LE |
電源 | 充電式リチウムイオンバッテリー Leica BP-SCL4(公称電圧:7.2V、容量:1860mAh) |
バッテリーチャージャー | 公称電圧:8.4 V、容量:少なくとも1860mAh 充電時間:約180分 バッテリーチャージャー:定格入力 AC100~240V(50/60Hz)、0.25A 電源コード付き |
撮影可能枚数 | 約350枚(CIPA規格による) |
本体 | 丈夫で軽量なマグネシウム合金製 |
フィルターサイズ | E49 |
三脚ねじ穴 | A1/4(1/4インチ、DIN 4503に準拠) |
寸法(幅×高さ×奥行) | 約130×80×91.9mm |
質量 | 約718g(バッテリー含む)/約637g(バッテリー含まず) |
付属品 | キャリングストラップ、レンズフード、レンズキャップ、ホットシューカバー、充電式リチウムイオンバッテリー、バッテリーチャージャー、電源コード |
対応アプリ | Leica FOTOS App |
ライカQ3の詳細は本家ライカのHPをご覧ください
※ご予約は、2023年5月26日(金)午前10時より承ります。
予約開始時間になりましたら、価格の表示および予約ボタンが有効化されるそうです。
今見たら2023/05/27、¥902,000 (税込)と出てますね。
やっぱりQ2よりかなり高くはなりますよね。